カオリストアロマテラピー検定1級・2級ガイド › 精油の抽出法3つの違い

精油の抽出法3つの違い
水蒸気蒸留法・圧搾法・揮発性有機溶剤抽出法

アロマテラピー検定で覚える抽出法は3つだけです。植物の種類と、採りたい成分が熱に強いかどうかで使い分けられます。検定対象30種がそれぞれどの方法で得られるかも一覧にしました。

最終更新:2026年8月10日

ご利用にあたって:本ページおよびアプリ「カオリスト」は、政府・試験実施機関のいずれとも関係のない、個人開発の非公式サイト・アプリです。 掲載しているのは過去問ではなく、公的機関の公表資料をもとに当方が作成したオリジナル問題です。 実際の試験の出題内容・形式・基準は、必ず試験実施機関(公益社団法人 日本アロマ環境協会)の公式発表をご確認ください。 精油の効能・効果を示すものではありません。

まず全体像

抽出法仕組み向いている原料30種中
水蒸気蒸留法 原料に水蒸気を通し、気化した芳香成分を冷やして液体に戻して分ける 熱に耐えられる葉・花・樹脂・木部など 23種
圧搾法 果皮を機械で圧搾して搾り取る。熱を加えない 柑橘類の果皮 4種
揮発性有機溶剤抽出法 ヘキサンなどの揮発性有機溶剤に浸して芳香成分を溶かし出し、溶剤を取り除く 熱に弱いデリケートな花、樹脂 3種
まず押さえるのはここ。抽出法は3つしかありません。「熱に弱い花=溶剤抽出」「柑橘の果皮=圧搾」「それ以外の多く=水蒸気蒸留」と大づかみにしてから、例外を1つずつ潰していくのが早道です。

① 水蒸気蒸留法

原料の植物に水蒸気を通し、気化した芳香成分を冷却して液体に戻し、水と分けて精油を得る方法です。もっとも広く使われ、検定対象30種でも大多数がこの方法で得られます。水と分離するときに残る水のほうは、ローズウォーターなどの芳香蒸留水として利用されます。

検定対象30種のうち23種。

② 圧搾法

果皮を機械のローラーなどで圧搾し、精油を搾り取る方法です。熱を加えないため、果実そのままに近い香りが得られる一方、果皮に含まれる成分がそのまま入るため、変質しやすく、光毒性が問題になる精油もこの方法のものに集中します。

検定対象30種のうち4種。

圧搾法の4種のうち、光毒性に注意が必要とされるのはレモン・グレープフルーツ・ベルガモットの3種です。スイートオレンジは同じ圧搾法の柑橘ですが、光毒性の報告は少ないとされます。「圧搾法=すべて光毒性」ではない点が問われます。

③ 揮発性有機溶剤抽出法

ヘキサンなどの揮発性有機溶剤に原料を浸し、芳香成分を溶かし出してから溶剤を取り除く方法です。加熱に弱く、水蒸気蒸留では香りが損なわれやすいデリケートな花に用いられます。

検定対象30種のうち3種。

アブソリュートとレジノイド

溶剤抽出の途中でワックス分を含んだ状態のものはコンクリートと呼ばれ、そこからワックス分を取り除いたものがアブソリュートです。

まちがえやすいところ

検定ではこう問われます

精油の主な抽出法として、AEAJの検定範囲で扱われる3つの方法の組み合わせとして適切なものはどれか。

  1. ろ過分離法・煮沸抽出法・天日乾燥法
  2. 水蒸気蒸留法・圧搾法・揮発性有機溶剤抽出法
  3. 遠心分離法・電気分解法・自然発酵法
  4. 冷凍濃縮法・高圧加熱法・直火燃焼法
答えと解説を見る

正解:2

精油の主な抽出法として、水蒸気蒸留法・圧搾法・揮発性有機溶剤抽出法の3つが挙げられる。植物の種類や採りたい成分の性質によって、適した抽出法が選ばれる。

覚え方:抽出法は3つだけ=水蒸気蒸留法・圧搾法・揮発性有機溶剤抽出法。

出典の該当箇所:精油とは

ほかのページ

続きはアプリで

カオリストは、アロマテラピー検定1級・2級の一問一答770問を、分野別の演習・本番形式の模擬試験・間違えた問題の復習まで1つのアプリで進められます。精油30種の図鑑と、学名・科名・抽出部位・抽出法の4属性を総当たりで確認できるマトリクスも収録しています。