カオリスト › アロマテラピー検定1級・2級ガイド › 精油の抽出法3つの違い
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掲載しているのは過去問ではなく、公的機関の公表資料をもとに当方が作成したオリジナル問題です。
実際の試験の出題内容・形式・基準は、必ず試験実施機関(公益社団法人 日本アロマ環境協会)の公式発表をご確認ください。
精油の効能・効果を示すものではありません。
まず全体像
| 抽出法 | 仕組み | 向いている原料 | 30種中 |
| 水蒸気蒸留法 |
原料に水蒸気を通し、気化した芳香成分を冷やして液体に戻して分ける |
熱に耐えられる葉・花・樹脂・木部など |
23種 |
| 圧搾法 |
果皮を機械で圧搾して搾り取る。熱を加えない |
柑橘類の果皮 |
4種 |
| 揮発性有機溶剤抽出法 |
ヘキサンなどの揮発性有機溶剤に浸して芳香成分を溶かし出し、溶剤を取り除く |
熱に弱いデリケートな花、樹脂 |
3種 |
まず押さえるのはここ。抽出法は3つしかありません。「熱に弱い花=溶剤抽出」「柑橘の果皮=圧搾」「それ以外の多く=水蒸気蒸留」と大づかみにしてから、例外を1つずつ潰していくのが早道です。
① 水蒸気蒸留法
原料の植物に水蒸気を通し、気化した芳香成分を冷却して液体に戻し、水と分けて精油を得る方法です。もっとも広く使われ、検定対象30種でも大多数がこの方法で得られます。水と分離するときに残る水のほうは、ローズウォーターなどの芳香蒸留水として利用されます。
検定対象30種のうち23種。
② 圧搾法
果皮を機械のローラーなどで圧搾し、精油を搾り取る方法です。熱を加えないため、果実そのままに近い香りが得られる一方、果皮に含まれる成分がそのまま入るため、変質しやすく、光毒性が問題になる精油もこの方法のものに集中します。
検定対象30種のうち4種。
圧搾法の4種のうち、光毒性に注意が必要とされるのはレモン・グレープフルーツ・ベルガモットの3種です。スイートオレンジは同じ圧搾法の柑橘ですが、光毒性の報告は少ないとされます。「圧搾法=すべて光毒性」ではない点が問われます。
③ 揮発性有機溶剤抽出法
ヘキサンなどの揮発性有機溶剤に原料を浸し、芳香成分を溶かし出してから溶剤を取り除く方法です。加熱に弱く、水蒸気蒸留では香りが損なわれやすいデリケートな花に用いられます。
検定対象30種のうち3種。
アブソリュートとレジノイド
- アブソリュート=花などから溶剤抽出で得たもの。ローズ(アブソリュート)、ジャスミン(アブソリュート)がその例です。
- レジノイド=樹脂から溶剤抽出で得たもの。ベンゾイン(レジノイド)がその例です。
溶剤抽出の途中でワックス分を含んだ状態のものはコンクリートと呼ばれ、そこからワックス分を取り除いたものがアブソリュートです。
検定ではこう問われます
精油の主な抽出法として、AEAJの検定範囲で扱われる3つの方法の組み合わせとして適切なものはどれか。
- ろ過分離法・煮沸抽出法・天日乾燥法
- 水蒸気蒸留法・圧搾法・揮発性有機溶剤抽出法
- 遠心分離法・電気分解法・自然発酵法
- 冷凍濃縮法・高圧加熱法・直火燃焼法
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正解:2
精油の主な抽出法として、水蒸気蒸留法・圧搾法・揮発性有機溶剤抽出法の3つが挙げられる。植物の種類や採りたい成分の性質によって、適した抽出法が選ばれる。
覚え方:抽出法は3つだけ=水蒸気蒸留法・圧搾法・揮発性有機溶剤抽出法。
出典の該当箇所:精油とは
続きはアプリで
カオリストは、アロマテラピー検定1級・2級の一問一答770問を、分野別の演習・本番形式の模擬試験・間違えた問題の復習まで1つのアプリで進められます。精油30種の図鑑と、学名・科名・抽出部位・抽出法の4属性を総当たりで確認できるマトリクスも収録しています。