問1アロマテラピーと法律1級
アロマサロンで扱う精油(エッセンシャルオイル)は、薬機法(医薬品医療機器等法)上どのように分類されるか。
- 医薬部外品として扱われる
- 化粧品として扱われる
- いわゆる「雑貨」として扱われる
- 医薬品として扱われる
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正解:3
精油は医薬品・医薬部外品・化粧品のいずれにも該当せず「雑貨」として扱われる。化粧品や医薬部外品として販売するには別途承認等の手続きが必要であり、精油をそのまま無承認でこれらに分類することはできない。
出典の該当箇所:医薬品医療機器等法上の分類
問2アロマテラピーの基本2級
公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)による「アロマテラピー」の説明として最も適切なものはどれか。
- 化学的に合成した香料を用いて、病気の診断や疾病の治療を行う医療行為
- 精油を医薬品として処方し、病気の診断や治療を専門に行う医療行為
- 植物から抽出した香り成分である精油を使い、美と健康に役立てていく自然療法
- 香水など人工的に合成した香料を調合する技術だけを指す言葉
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正解:3
AEAJは、精油を用いて美と健康に役立てる自然療法をアロマテラピーと説明している。アロマテラピーは治療行為ではなく、医薬品による治療や診断とは異なるため、医療行為を示す選択肢は誤り。
出典の該当箇所:アロマテラピーとは
問3アロマテラピーの安全性2級
精油を皮膚に使用する際の基本的な注意として、AEAJが示している考え方はどれか。
- 原液のまま皮膚に塗ると効果が高いので推奨される
- 原液では刺激が強いため、希釈して使用することが大切である
- 皮膚が丈夫な人であれば原液を塗ってよい
- 希釈すると効果がなくなるため必ず原液で使う
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正解:2
精油は成分が高濃度で刺激が強いため、皮膚に使用する際は希釈して用いることが大切とされる。原液での塗布は刺激や皮膚トラブルの原因となるおそれがあり推奨されない。
出典の該当箇所:安全に楽しむために
問4アロマテラピーの実践2級
熱を使わず、精油と水を超音波の振動で微粒子化して空気中に拡散させる芳香浴用の器具はどれか。
- 超音波式ディフューザー
- ろうそくの火で温めるアロマポット
- 香りを楽しむためのアロマキャンドル
- 電球の熱で香らせるアロマライト
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正解:1
超音波式ディフューザーは水に精油を加え振動で微粒子化して拡散する器具で、熱を加えないため精油の成分が変化しにくい。アロマポットはろうそくの熱、アロマライトは電球の熱で精油を温めて香らせる方式である。
出典の該当箇所:アロマテラピーを実践する(芳香浴の方法と用具)
問5アロマテラピーの歴史1級
「医学の父」と呼ばれ、病気を迷信や神罰ではなく自然現象として捉えたことで知られる古代ギリシャの医師は誰か。
- ヒポクラテス
- ガレノス
- ディオスコリデス
- プリニウス
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正解:1
ヒポクラテスは病気を自然現象として捉える立場をとり「医学の父」と呼ばれる。ガレノスは四体液説を体系化した後代の医師、ディオスコリデスは薬物誌の著者、プリニウスは博物学者であり、いずれも異なる人物である。
出典の該当箇所:歴史(古代)
問6ビューティ&ヘルスケア1級
皮膚は外側から順にどのような層で構成されているか。
- 表皮・真皮・皮下組織
- 真皮・表皮・皮下組織
- 皮下組織・真皮・表皮
- 角質層・皮下組織・真皮
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正解:1
皮膚は外側から表皮・真皮・皮下組織の3層で構成される。表皮は最も外側でバリアの役割を担い、真皮にはコラーゲンや血管・神経が、皮下組織には脂肪が多く含まれる。
出典の該当箇所:ビューティ&ヘルスケア(皮膚の構造)
問7メカニズム1級
香りの分子を吸い込んだとき、最初に精油成分が付着するのは鼻の奥のどの部分か。
- 嗅上皮(嗅粘膜)
- 咽頭(鼻と口の奥にある空気の通り道)
- 肺胞(肺で酸素を取り込む小さな袋)
- 気管支(肺へ空気を送り込む管)
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正解:1
香りの分子はまず鼻腔の奥の上部にある嗅上皮(嗅粘膜)に付着する。ここには香りを感知する嗅細胞が存在し、嗅覚情報の入口となる。肺胞や気管支は呼吸による吸入経路に関わる部位である。
出典の該当箇所:アロマテラピーのメカニズム(嗅覚の伝達経路)
問8精油のプロフィール2級
スイートオレンジの学名として正しいものはどれか。
- Citrus limon
- Citrus bergamia
- Citrus sinensis
- Citrus paradisi
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正解:3
スイートオレンジの学名はCitrus sinensis。Citrus limonはレモン、Citrus bergamiaはベルガモット、Citrus paradisiはグレープフルーツの学名であり、いずれも同じミカン科の柑橘精油と混同しやすい。
出典の該当箇所:精油のプロフィール
問9精油の基礎知識2級
AEAJによる精油(エッセンシャルオイル)の説明として最も適切なものはどれか。
- 石油などを精製して得られる鉱物由来の油で、揮発性の芳香をもつ工業用の液体
- 植物の花・葉・果皮などから抽出した、有効成分を高濃度に含む揮発性の芳香物質
- 植物油に人工香料を加えて調合した香りづけ用のオイルで、天然の芳香成分は含まない
- 水に精油の香り成分だけを溶け込ませて作る、芳香をもつ蒸留水の一種
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正解:2
精油は、植物の花・葉・果皮・果実・根・樹脂などから抽出した天然素材で、有効成分を高濃度に含む揮発性の芳香物質である。鉱物由来の油や人工香料を加えた油とは区別される。
出典の該当箇所:精油とは
問10香りの特徴2級
果実そのままのような甘くみずみずしい香りをもち、柑橘系の中でもクセが少なく入門的な精油として親しまれているものはどれか。
- レモン
- グレープフルーツ
- スイートオレンジ
- ベルガモット
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正解:3
甘くみずみずしくクセの少ない柑橘系の香りはスイートオレンジ。同じ柑橘系でもレモンはより鋭くシャープ、グレープフルーツはほのかな苦みを伴い、ベルガモットは柑橘の爽やかさにフローラルな甘さが重なる繊細な香りをもつ。
出典の該当箇所:香りの特徴
問11アロマテラピーと法律1級
アロマサロンの店内POPに「このトリートメントオイルを使えば肩こりが治ります」と表示した。この表示について最も適切な説明はどれか。
- 精油は雑貨のため、どのような効能効果を表示しても法律上の問題は生じない
- 「治る」という治療効果を標榜しており、雑貨の広告として薬機法に抵触するおそれがある
- マッサージ行為自体を伴わない表示であれば、あはき法にのみ抵触するおそれがある
- 口頭ではなくPOP等の書面表示であれば、広告規制の対象外となる
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正解:2
雑貨である精油について医薬品的な治療効果(「治る」等)を標榜する広告表示は、薬機法上の広告規制に抵触するおそれがある。書面か口頭かを問わず規制対象となり、あはき法固有の問題ではなく薬機法の効能効果標榜規制の問題である。
出典の該当箇所:広告規制(第66条・第68条関連)
問12アロマテラピーの基本2級
アロマテラピーで用いられる「精油」の一般的な呼び方として、正しいものはどれか。
- エッセンシャルオイル
- キャリアオイル
- フレグランスオイル(合成香料)
- ポプリオイル
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正解:1
精油は英語でエッセンシャルオイルと呼ばれる。キャリアオイルは精油を希釈するための植物油であり、フレグランスオイルは合成香料を指すため精油とは区別される。
出典の該当箇所:精油とは
問13アロマテラピーの安全性2級
万が一、精油の原液が皮膚に付着してしまった場合の対応として適切なものはどれか。
- すぐに大量の水(流水)で洗い流し、異常があれば医師の診察を受ける
- 何もせずそのまま放置し、精油が自然に蒸発するのを待って様子を見る
- 上からさらに精油を重ねて塗り、香りでまぎらわせて対処する
- 手で強くこすってすり込み、皮膚になじませて浸透させる
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正解:1
精油の原液が皮膚に付着した場合は、まず流水(大量の水)で洗い流し、赤みやかゆみなどの異常が見られる場合は医師の診察を受けることが望ましい。放置やすり込みは適切でない。
出典の該当箇所:安全に楽しむために
問14アロマテラピーの実践2級
ろうそくの炎の熱で精油を温めて香りを拡散させる芳香浴用の器具はどれか。
- アロマストーン
- アロマポット
- アロマライト
- 超音波式ディフューザー
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正解:2
アロマポット(アロマランプ)は上皿に精油を数滴落とし、下段のろうそくの熱で温めて香らせる器具。火を使うため就寝時や子どもの手が届く場所での使用には注意が必要である。
出典の該当箇所:アロマテラピーを実践する(芳香浴の方法と用具)
問15アロマテラピーの歴史1級
アリストテレスの弟子であり、著書『植物誌』で香料植物についても記述したことから「植物学の祖」と呼ばれる人物は誰か。
- ヒポクラテス
- ディオスコリデス
- テオフラストス
- ガレノス
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正解:3
テオフラストスはアリストテレスの弟子で『植物誌』を著し植物学の祖とされる。ヒポクラテスは医学の父、ディオスコリデスは『マテリア・メディカ』の著者、ガレノスは四体液説で知られる医師であり、いずれも植物学の祖とは呼ばれない。
出典の該当箇所:歴史(古代)
問16ビューティ&ヘルスケア1級
表皮の最も外側にあり、体内の水分の蒸発を防ぎ外部の刺激から身体を守る層はどれか。
- 皮下組織
- 筋層
- 真皮
- 角質層
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正解:4
角質層は表皮の最も外側にある層で、体内の水分が蒸発するのを防ぎ、細菌や異物などの外部刺激から身体を守るバリアの役割を担う。真皮や皮下組織はより深い層にある。
出典の該当箇所:ビューティ&ヘルスケア(皮膚の構造)
問17メカニズム1級
嗅上皮にあり、香りの分子を受け取って刺激を感じ取る細胞はどれか。
- メラノサイト
- 赤血球
- 肥満細胞
- 嗅細胞
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正解:4
嗅細胞は嗅上皮にある神経細胞で、先端の嗅毛(嗅繊毛)で香りの分子をとらえて刺激を感じ取る。メラノサイトは皮膚の色素細胞、肥満細胞はアレルギーに関わる細胞であり、嗅覚には関与しない。
出典の該当箇所:アロマテラピーのメカニズム(嗅覚の伝達経路)
問18精油のプロフィール2級
スイートオレンジの抽出部位と抽出法の組み合わせとして正しいものはどれか。
- 果皮・圧搾法
- 果皮・水蒸気蒸留法
- 花・水蒸気蒸留法
- 葉・水蒸気蒸留法
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正解:1
スイートオレンジは果皮を圧搾法で搾って精油を得る。水蒸気蒸留法は花や葉、樹脂などから精油を得る際に用いられる方法で、柑橘の果皮には圧搾法が一般的に用いられる。
出典の該当箇所:精油のプロフィール
問19精油の基礎知識2級
精油の性質のうち「揮発性」の説明として適切なものはどれか。
- 水にはよく溶けるが油にはほとんど溶けない性質
- 熱を加えると硬く固まって固体になる性質
- 光に当たると結晶化して固まる性質
- 常温で空気中に蒸発し、気体になって拡散していく性質
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正解:4
揮発性とは、精油が常温で液体から気体へと蒸発し、空気中に拡散していく性質を指す。芳香浴で香りが空間に広がるのはこの揮発性による。水に溶けやすい性質や光による変質とは異なる概念である。
出典の該当箇所:精油とは
問20香りの特徴2級
みずみずしく鋭い、フレッシュで清潔感のある柑橘系の香りをもち、果皮から圧搾法で精油を得るものはどれか。
- レモン
- スイートオレンジ
- レモングラス
- メリッサ(レモンバーム)
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正解:1
鋭くフレッシュな柑橘系の香りで、果皮から圧搾法で得られるのはレモン。スイートオレンジは同じ柑橘系でも甘く丸みのある香りをもつ。レモングラスとメリッサはレモンに似た香りをもつが柑橘類ではなく、葉から水蒸気蒸留法で得られる。
出典の該当箇所:香りの特徴