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アロマテラピーの実践の要点とひっかけ
(アロマテラピー検定1級・2級 論点テキスト)
アロマテラピー検定1級・2級の出題分野「アロマテラピーの実践」にあたる8論点を、要点51本・ひっかけ39本にまとめました。
最終更新:2026年10月18日
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精油の効能・効果を示すものではありません。
このページの論点
- 基材の種類と特徴(植物油・エタノール・精製水)2級・1級
- 希釈濃度の計算(滴数×0.05mL)2級・1級
- 沐浴法(全身浴・半身浴・手浴・足浴)2級・1級
- 吸入法(蒸気吸入の手順と注意)2級・1級
- 芳香浴法(ディフューザー・ティッシュ・滴数)2級・1級
- 手作りアロマグッズ・化粧品の作り方と保存2級・1級
- トリートメント法(希釈・手技・注意)2級・1級
- 湿布法(温湿布・冷湿布)2級・1級
「2級・1級」は2級の範囲の問題を含む論点(1級でも出題されます)、「1級のみ」は1級の範囲の問題だけの論点です。
基材の種類と特徴(植物油・エタノール・精製水)2級・1級
キャリアオイル各種の特徴と、ミツロウ・クレイ・グリセリン・無水エタノール・精製水など手作りの基材の役割が問われる。
要点
- ホホバオイルはホホバの種子から採れ、成分的には液体ワックスに近く、酸化安定性が高い。
- スイートアーモンドオイルはバラ科アーモンドの種子から採れ、クセの少ない香りで扱いやすい。
- グレープシードオイルはブドウの種子から採れ、さらっとした軽い使用感が特徴である。
- オリーブオイルはオリーブの果実から採れ、食用としても知られ、保湿力があるとされる。
- アボカドオイルは「森のバター」とも呼ばれる果実から採れ、皮膚への浸透性がよいとされる。
- キャリアオイルは酸化が進みやすいため、精油と同様に光や熱を避けて冷暗所に保管し、開封後は早めに使い切る。
- ミツロウはミツバチの巣から得られる天然のロウで、クリームなどのかたさを出すのに使われる。
- クレイは微粒子状の粘土鉱物で、皮脂や汚れを吸着するとされ、パックなどに用いられる。
- グリセリンは高い保湿性をもち、化粧水やローションなどの手作り化粧品に用いられる。
- 無水エタノールは水にも油にもなじむ性質をもち、スプレーやローションで精油を水になじませるために少量用いる。
ひっかけ
- キャリアオイルは揮発性が高いのではなく揮発しにくい油であり、開封後もふたを開けたまま保管してよいわけではない。
- 精製水はミネラルを豊富に含んで精油をよく溶かすのではなく、不純物を取り除いた水で精油を溶かす性質はない。
- 酸化安定性が高くワックスに近いのはホホバオイルであり、グレープシードオイルやオリーブオイルとは特徴が異なる。
- 「森のバター」とも呼ばれる果実から採れるのはアボカドオイルで、ホホバオイルやグレープシードオイルではない。
- 精油を水になじませる基材は、食塩・砂糖・小麦粉ではなく無水エタノールである。
希釈濃度の計算(滴数×0.05mL)2級・1級
精油1滴の量を基準に、トリートメントオイルの濃度や必要な精油の滴数を計算する力が問われる。
要点
- 精油1滴は約0.05mlが目安で、20滴で1mlになり、これが希釈濃度を計算する基準となる。
- 濃度は「滴数×0.05÷全量×100」で求められ、キャリアオイル20mlに2滴を加えると0.5%になる。
- 必要な滴数は「量×濃度÷0.05」で求め、キャリアオイル30mlで1%にするなら6滴になる。
- 顔用の0.5%をキャリアオイル10mlで作るなら必要なのは1滴で、「mlの数字÷10」滴と覚える。
- キャリアオイル100mlで1%にするには精油が1ml必要で、これは20滴にあたる。
- キャリアオイル50mlに精油6滴を加えると0.6%で、ボディ用の目安である1%以下におさまる。
- 精油3滴の量は、1滴0.05mlに3を掛けた0.15mlになる。
ひっかけ
- キャリアオイル100mlで1%に必要なのは50滴ではなく20滴であり、50滴では2.5%と高すぎる濃度になる。
- 精油1滴の量は約0.5mlや約5mlではなく約0.05mlであり、桁を取り違えない。
- 30mlで1%に必要な滴数を30滴や3滴とせず、0.3mlを0.05mlで割った6滴と求める。
- キャリアオイル20mlに2滴の濃度は1.0%や0.05%ではなく0.5%であり、0.1mlを20mlで割って求める。
- 精油3滴の量を0.3mlや1.5mlとせず、0.05mlに3を掛けた0.15mlと確かめる。
沐浴法(全身浴・半身浴・手浴・足浴)2級・1級
全身浴・半身浴・手浴・足浴の違いと、精油の滴数、水に溶けにくい精油を基材に混ぜて加える工夫が問われる。
要点
- 全身浴は、浴槽に湯をはって肩まで浸かる方法で、香りと温熱の両方の作用を得やすい。
- 半身浴は、みぞおちまでの深さの湯にゆっくり浸かる方法で、全身浴より心臓への負担を抑えられるとされる。
- 手浴は洗面器などに湯をはって手首から先を浸ける方法、足浴はくるぶしまで足を浸ける方法である。
- 手浴・足浴は手や足だけを浸ける部分浴で、洗面器の湯に精油を1〜3滴入れて行う。
- 全身浴で精油を用いる場合の滴数の目安は、1〜5滴程度である。
- 精油は水に溶けにくく、そのまま湯に入れても均一に広がらないため、天然塩や水にも油にもなじむ無水エタノールなどの基材に混ぜてから湯に加える。
ひっかけ
- 半身浴は、全身浴よりも心臓への負担が大きい方法ではない。
- 精油は湯に入れるとすぐ均一に広がるので基材が不要なのではなく、混ぜてから加えるのが基本である。
- 全身浴の精油は20〜30滴や50滴以上ではなく1〜5滴程度で、滴数に上限がないわけでもない。
- 精油は沸騰させたり凍らせたりして湯に加えるのではなく、原液を肌にすり込んでから入浴するものでもない。
- みぞおちまでの半身浴を、肩までの全身浴や、手浴・足浴と混同しない。
吸入法(蒸気吸入の手順と注意)2級・1級
吸入法とフェイシャルスチームの違い、精油の滴数、目を閉じて行うことや咳・ぜんそくのときは避ける注意が問われる。
要点
- 吸入法は、マグカップなどに湯を入れて精油を1〜3滴落とし、立ちのぼる香りを鼻や口から吸い込む方法である。
- 吸入法は、香り成分を呼吸から取り込むことに重点を置く方法である。
- フェイシャルスチームは、洗面器の湯に精油を1〜3滴落とし、タオルで蒸気を顔に集めて当てる方法である。
- 精油成分を含む蒸気は目の粘膜に刺激を与えることがあるため、フェイシャルスチームでは目を閉じて行う。
- 咳が出ているときやぜんそくの症状があるときは、刺激になるため、吸入法もフェイシャルスチームも行わない。
- 蒸気を用いるときは精油を少量にとどめ、粘膜への刺激になりうるため長時間の吸入は避ける。
ひっかけ
- ハンカチやティッシュに精油を1〜2滴落とす方法は、吸入法ではなく芳香浴法に分類される。
- 目を開けたまま長時間続けるほど効果が高まる、精油を増やすほど安全性が高まるという考え方は誤りである。
- 顔に蒸気を当てるフェイシャルスチームを、吸入法・湿布法・全身浴と混同しない。
- 蒸気を顔に当てるときは、目を大きく開ける、熱湯を顔のすぐ近くに置く、精油を10滴以上入れるのではなく、少量にとどめ目を閉じる。
- フェイシャルスチームを避けるべきなのは、乾燥肌の人や冷えが気になる人ではなく、ぜんそくの症状がある人である。
芳香浴法(ディフューザー・ティッシュ・滴数)2級・1級
芳香浴法の基本と、ディフューザー・アロマポット・アロマライト・アロマストーンなど器具ごとの違い、火の扱いが問われる。
要点
- 空間に香りを広げて楽しむ最も基本的な方法が、芳香浴法である。
- 超音波式ディフューザーは、熱を使わず、精油と水を超音波の振動で微粒子化して空気中に拡散させる器具である。
- アロマポットは、ろうそくの炎の熱で精油を温めて香りを拡散させる器具で、アロマランプとも呼ばれる。
- アロマライトは、電球の熱で精油を温めて香りを拡散させる器具で、火を使わない。
- アロマストーンは、素焼きの陶器やせっこうに精油を数滴垂らして香らせる、電気や火を使わない簡便な方法である。
- ティッシュやハンカチに精油を1〜2滴落として香りを楽しむ方法も、芳香浴法の一種である。
- 火を使う器具は、就寝時や子ども・ペットのそばでの使用を避け、目の届く場所で使う。
ひっかけ
- 火を使う器具が就寝時や子どものそばでこそ安全に使えるのではなく、そうした場面での使用は避ける。
- 超音波式ディフューザーを、ろうそくで温めるアロマポットや電球の熱を使うアロマライトと混同しない。
- アロマライトは電球の熱で香らせる器具であり、ろうそくの火を使うアロマポットやアロマキャンドルとは異なる。
- アロマストーンは、ろうそくで温める器具でも超音波で拡散する器具でもなく、電気や火を使わない。
- ティッシュに精油を落として香る方法は、湿布法・吸入法・沐浴法ではなく、芳香浴法の一種である。
手作りアロマグッズ・化粧品の作り方と保存2級・1級
手作りアイテムの基材(天然塩)、混ぜる用具の材質、遮光ガラス瓶での保管、開封後の使用期限の目安が問われる。
要点
- バスソルトの基材には天然塩を用い、精油と混ぜてから湯に入れると、水に溶けにくい精油の香りを分散させやすい。
- 精油はプラスチックなど一部の材質を劣化・変質させることがあるため、混ぜる用具はガラス製やステンレス製が適している。
- 精油の保存容器には、光による劣化を防ぐため、遮光性のガラス瓶を用いる。
- 保管は直射日光を避けた冷暗所で、キャップをしっかり閉めて立てて置く。
- 開封後の使用期限の目安は、酸化が進みやすい柑橘系で半年程度、それ以外もおおむね1年程度である。
ひっかけ
- 精油はどの材質にも影響しないのではなく、プラスチックなどを変質させることがあるため、道具の材質は選ぶ。
- バスソルトの基材は、砂糖・小麦粉・片栗粉ではなく天然塩である。
- 精油の保存容器は、透明なガラス瓶やプラスチック製、紙製の容器ではなく、遮光性のガラス瓶である。
- 開封後の精油は、劣化しないから期限を気にしなくてよいのでも、数日以内に使い切らないと危険なのでもない。
- 精油は、窓辺や車内、キャップを開けたままの場所ではなく、直射日光を避けた冷暗所に置く。
トリートメント法(希釈・手技・注意)2級・1級
トリートメントの希釈濃度・基材・さする向きと、報酬を得て行う場合の国家資格の考え方が問われる。
要点
- トリートメントは、精油をキャリアオイルなどの植物油で希釈し、肌をさすったりもんだりして行う方法である。
- ボディ用のトリートメントオイルの希釈濃度は、1%以下が目安である。
- フェイシャル用の希釈濃度は、顔の皮膚が薄く敏感なため、ボディ用より低い0.5%以下が目安である。
- さする向きは一般にリンパや血液の流れに沿って行うことが多く、強さよりも心地よさと安全性を優先する。
- 業として報酬を得て医療類似行為としてのマッサージを行うには、あん摩マッサージ指圧師などの国家資格が必要である。
- 家庭で家族などに無償で行う範囲であれば、資格がなくても精油を用いたトリートメントを楽しめる。
ひっかけ
- 肌に塗る基材は、水道水・無水エタノール単体・はちみつではなく、植物油(キャリアオイル)である。
- ボディ用の目安は5%や10%前後でも原液のままでもなく、1%以下である。
- フェイシャル用の目安は2%や5%、10%前後ではなく、0.5%以下である。
- 必ず心臓から遠ざかる向きにのみさするのでも、力を強く入れるほど効果が高いのでもない。
- 精油さえ使えば誰でも資格なしに医療行為として施術できるのではなく、報酬を得て業として行うには資格が必要である。
湿布法(温湿布・冷湿布)2級・1級
温湿布と冷湿布の使い分けと、タオルをよく絞ってから当てるという湿布法の手順が問われる。
要点
- 温湿布は、湯に精油を落として浸したタオルを絞り、肩こりや冷えが気になる部位に当てる方法である。
- 冷湿布は、冷水に精油を落として浸したタオルを絞り、捻挫の直後など熱っぽさや炎症が気になる部位に当てる方法である。
- 湿布法では、タオルを湯や水に浸した後、よく絞ってから患部に当てる。
- 温めたい部位には湯を、冷やしたい部位には冷水をというように、目的に応じて使い分ける。
ひっかけ
- 炎症が起きている部位には、血行を促すため必ず温湿布を用いるのではなく、冷湿布を用いる。
- 熱っぽさや炎症が気になる部位に用いるのは、温湿布や半身浴・全身浴ではなく冷湿布である。
- タオルは、絞らずに当てる、精油の原液を直接塗る、沸騰させた湯で使うのではなく、よく絞ってから当てる。
- 湯に浸したタオルを当てる温湿布法を、吸入法・芳香浴法・トリートメント法と混同しない。
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