カオリスト › アロマテラピー検定1級・2級ガイド › 論点テキスト › アロマテラピーの安全性
アロマテラピーの安全性の要点とひっかけ
(アロマテラピー検定1級・2級 論点テキスト)
アロマテラピー検定1級・2級の出題分野「アロマテラピーの安全性」にあたる7論点を、要点45本・ひっかけ33本にまとめました。
最終更新:2026年10月18日
ご利用にあたって:本ページおよびアプリ「カオリスト」は、政府・試験実施機関のいずれとも関係のない、個人開発の非公式サイト・アプリです。
アロマテラピー検定は過去問が公表されていません。本ページは、アプリの収録問題の解説をもとにアプリ製薬が作成した非公式の読み物で、公式テキストの転載ではありません。
実際の試験の出題内容・形式・基準は、必ず試験実施機関(公益社団法人 日本アロマ環境協会)の公式発表をご確認ください。
精油の効能・効果を示すものではありません。
このページの論点
- 対象者別の注意(妊婦・乳幼児・高齢者・ペット)2級・1級
- 保管・火気・引火性と危険物2級・1級
- 皮膚刺激・感作と「低い濃度から試す」2級・1級
- 原液・飲用・目や粘膜への使用禁止2級・1級
- 光毒性(ベルガモット・レモン・グレープフルーツ)2級・1級
- 希釈濃度の目安と滴数2級・1級
- 事故時の対応(目に入った・多量についた・誤飲)2級・1級
「2級・1級」は2級の範囲の問題を含む論点(1級でも出題されます)、「1級のみ」は1級の範囲の問題だけの論点です。
対象者別の注意(妊婦・乳幼児・高齢者・ペット)2級・1級
妊娠中・乳幼児・高齢者・ペットなど配慮が必要な対象と、医療との関係、使う状況での注意が問われる。
要点
- 特に配慮が必要とされる対象は、妊娠中の人・乳幼児・高齢者・持病のある人などである。
- 妊娠中は、芳香浴法以外の方法を楽しむ場合は十分に注意し、トリートメントを受ける際は専門家に相談する。
- 3歳未満の乳幼児には、芳香浴法以外のアロマテラピーは行わないようにする。
- 3歳以上の子どもは、成人の使用量の10分の1程度から始め、多くても2分の1程度にとどめる。
- 高齢者や既往歴のある人は、基準の半分以下の量など、少なめの量から試して様子を見る。
- ペットは人間と代謝や感受性が異なり、猫など一部の動物は成分をうまく代謝できないことがあるため、より慎重な配慮が必要である。
- アロマテラピーは医療行為ではなく、体調不良や持病がある場合は自己判断に頼らず医師の診断を優先する。
- 配慮が必要な対象には、状態に合わせてより慎重に、少なめの量や穏やかな方法から取り入れる。
- 強い香りが集中力や体調に影響することがあるため、運転中や火を扱う作業中など状況によっては使用を控える。
- 芳香浴法でも、体調や好みに合わせ、換気に配慮しながら無理のない範囲で楽しむ。
ひっかけ
- 3歳未満の乳幼児には、成人と同じ量なら安全にトリートメントできるのではなく、芳香浴法以外は行わない。
- 妊娠中は制限なく自由に使えるのでも、香りをかぐこと自体が一切禁じられるのでもなく、芳香浴法以外の方法に注意する。
- 精油は医薬品の代わりになるものではなく、精油があるからといって通院や服薬をやめてよいわけではない。
- 健康な成人なら配慮は不要で対象を選ばず同じ量でよいのではなく、体調や肌の状態に応じた配慮が要る。
- 吸入法は長時間続けるほど効果が高まるのではなく、咳が出ているときや喘息がある場合は行わない。
保管・火気・引火性と危険物2級・1級
精油の保管場所・容器・置き方、火気と引火性、開封後の使用期限、誤飲防止と手作り品の扱いが問われる。
要点
- 保管は直射日光と高温多湿を避けた冷暗所で、キャップをしっかり閉め、遮光性の容器で立てた状態で置く。
- 精油は誤飲や誤用の危険があるため、子どもやペットの手の届かない場所に保管する。
- 精油には引火性があるため、ガスコンロなど火気の近くでの使用や保管を避ける。
- 遮光性のガラス容器は、光による劣化を防ぎ、精油の成分による容器の変質も起こりにくいため保管に適している。
- 開封後の精油は空気に触れて劣化が進むため、目安として1年以内に使い切ることが望ましい。
- 柑橘系など変質しやすい精油は、使用期限の目安がより短めである。
- 誤飲を防ぐため、精油は飲料容器に移し替えず、精油とわかる状態で保管する。
- 手作り品は保存料を含まないため早めに使い切り、においや状態に変化を感じたら使用を控える。
ひっかけ
- 柑橘系は酸化しにくいのではなく変質しやすく、開封後に時間が経つほど品質が良くなるわけでもない。
- 精油は燃えないので火気を気にしなくてよいのではなく、引火性があるため火のそばで使うことは推奨されない。
- 直射日光の当たる窓辺、湿気の多い浴室内、コンロのそばなどは、保管場所として適さない。
- 食品や調味料と同じ棚に置く、ラベルをはがす、飲料容器へ移し替えるのではなく、精油とわかる状態で手の届かない所に置く。
- 手作り品は市販品より劣化しにくいのではなく、誰の肌にも同じように安全というわけでもない。
皮膚刺激・感作と「低い濃度から試す」2級・1級
皮膚刺激の考え方と、初めて皮膚に使うときは低い濃度から試して様子を見るという現行の安全確認が問われる。
要点
- 一部の精油は、皮膚に塗布した際に赤みやかゆみなどの刺激を起こすことがある。
- AEAJの公式テキストは2020年の改訂で、肌に精油を使う際は低い濃度から試して様子を見る考え方に改められた。
- 皮膚が敏感な人や肌が弱い人は、目安より低めの濃度から試し、皮膚の様子を確認しながら使う。
- 低い濃度で試す意義は、その精油が自分の肌に合うかどうかを、刺激を抑えつつ確認できる点にある。
- 少量から始めることで、体調や肌への影響を確認しながら無理なく安全に使うことができる。
- 天然の植物由来であっても成分は強く、使い方を誤ると皮膚トラブルが起こりうる。
ひっかけ
- 原液を直接肌にのせて反応を見るのは確実な確認方法ではなく、刺激が強いため適切でない。
- 長時間かけた厳密な確認を個人で必ず行うのではなく、低い濃度から試して様子を見る。
- 皮膚刺激は薄めるほど強くなるのではなく、濃度が高いほど起こりやすい傾向がある。
- 高濃度で使うほど刺激に慣れるのではなく、刺激があれば使い続けずに中止する。
- 皮膚が敏感な人は、高濃度で一度に確認するのではなく、低い濃度から試す。皮膚使用そのものを一律に避けるわけでもない。
原液・飲用・目や粘膜への使用禁止2級・1級
原液のまま皮膚に使わず、飲用もしない、目にも入れないという、AEAJが示す精油の安全の基本が問われる。
要点
- 精油は成分が強く刺激になるため、皮膚に使うときは原液ではなく希釈して用いることが大切である。
- 原液が皮膚に付着したときは、すぐに大量の流水で洗い流す。
- 皮膚に赤みやかゆみが現れたら、ただちに使用を中止する。
- AEAJは、希釈したものであっても精油を飲むことをすすめていない。
- 精油を他の食品と一緒に摂取することや、うがいに使うこともすすめられない。
- 安全に使う基本姿勢は、希釈して適量を守り、体調や肌の状態に合わせ、異常を感じたら中止することである。
- 換気をしながら使うこと、希釈して使うこと、使用量の目安を守ることは、安全のために推奨される。
ひっかけ
- 天然由来だからといって、原液のまま塗り広げても刺激が起こらないわけではない。
- 十分に希釈すれば飲んでよい、飲料に混ぜてよいというのではなく、希釈しても精油は飲まない。
- 原液を塗ると効果が高い、皮膚が丈夫なら原液でよい、希釈すると効果がなくなるという考え方は誤りである。
- 薄めた精油を、うがいに使うことがむしろすすめられているわけではない。
- 目に少量を入れて洗い流すように使うのではなく、原液を肌につけず、目にも入れないのが基本である。
光毒性(ベルガモット・レモン・グレープフルーツ)2級・1級
光毒性とは何か、注意が必要な代表的な精油、塗布後に日光を避ける対応と芳香浴の扱いが問われる。
要点
- 光毒性とは、精油を皮膚に塗布した後に紫外線(日光)を浴びると、炎症や色素沈着などを起こすことがある性質である。
- 光毒性に注意が必要な代表的な精油は、ベルガモット、レモン、グレープフルーツなどの柑橘系である。
- 光毒性のある精油を皮膚に使った後は、数時間は塗布した部分を直射日光(紫外線)に当てないようにする。
- 光毒性は皮膚に塗布して日光を浴びることで問題になるため、皮膚につけない芳香浴法なら比較的心配は少ない。
- 光毒性は「塗ってから日光に当たる」と起きる性質で、飲む・かぐことでは起きない。
ひっかけ
- 光毒性はすべての精油に必ず備わっている性質ではなく、一部の精油で注意が必要な性質である。
- ラベンダー、ペパーミント、ティートリーは、光毒性に注意が必要な代表的な精油ではない。
- 光毒性のある精油を塗った後は、日光浴をしてなじませたり日光で乾かしたりするのではなく、日光を避ける。
- 光毒性への対策は、運動で発汗をうながすことや水分補給、香りを嗅がないことではなく、数時間は紫外線を避けることである。
希釈濃度の目安と滴数2級・1級
身体用1%以下・顔用0.5%以下という希釈濃度の目安と、50mlで約10滴という滴数の計算が問われる。
要点
- 身体に用いるトリートメントオイルの精油の希釈濃度は、1%以下が目安である。
- 顔に用いるトリートメントオイルの希釈濃度は、皮膚が薄く敏感なため、身体用より低い0.5%以下が目安である。
- 精油1滴を約0.05mlとすると、50mlのキャリアオイルを1%にするには約10滴となる。
- 濃度が高すぎると皮膚刺激などのトラブルが起こりやすくなるため、濃度の目安を守ることが安全上重要である。
- 効果を急いで目安の量を大きく超えて使うことは、皮膚刺激などを招くため適切でない。
ひっかけ
- 濃度が高いほど皮膚になじみやすくトラブルも起こりにくくなるのではなく、高すぎると刺激が起こりやすくなる。
- 身体用の目安は5%や10%ではなく1%以下で、濃度の上限がないわけでも0.5%に固定されるわけでもない。
- 顔用の目安は1.0%や2.0%ではなく、0.5%以下である。
- 50mlで1%にする精油は約1滴や約30滴、約50滴ではなく、約10滴である。
- 濃度を守る理由は、香りが消えるためでも引火しやすくなるためでも慣習のためでもなく、皮膚刺激を避けるためである。
事故時の対応(目に入った・多量についた・誤飲)2級・1級
精油が皮膚や目についたとき、使用中に異常が出たときの、洗い流しと使用中止、医師への相談が問われる。
要点
- 原液が皮膚に付着したら、すぐに大量の清潔な流水で洗い流し、異常があれば医師の診察を受ける。
- 精油が目に入ったときは、大量の水で洗い流し、必要に応じて医師の診察を受ける。
- 使用後に赤みやかゆみなどの異常が現れたら、ただちに使用を中止し、大量の水で洗い流して必要に応じて医師に相談する。
- 沐浴法で皮膚に刺激を感じたら、すぐに湯から出て皮膚を流水で洗い流し、必要に応じて医師に相談する。
ひっかけ
- 原液が皮膚についたとき、放置する、消毒用アルコールで拭く、別の精油を重ねるのではなく、大量の水で洗い流す。
- 精油が目に入ったとき、目をこする、放置する、別の精油で洗うのではなく、大量の水で洗い流す。
- 異常が出ても使用を続けたり、別の精油を塗って刺激を中和したりするのではなく、ただちに中止する。
- 沐浴中に刺激を感じても、我慢して入浴を続けたり精油を足して紛らわせたりしてはならない。
ほかのページ
続きはアプリで
カオリストは、アロマテラピー検定1級・2級の一問一答787問を、分野別の演習・本番形式の模擬試験・間違えた問題の復習まで1つのアプリで進められます。精油30種の図鑑と、学名・科名・抽出部位・抽出法の4属性を総当たりで確認できるマトリクスも収録しています。